パワーカップルが老後資金で後悔した話|年収2000万円でも安心ではなかった
※本記事は一般的な判断材料の整理を目的としたものであり、特定の物件の価値・安全性・将来性を断定するものではありません。最終的な判断は不動産会社・管理会社・各種資料の確認に基づいて行ってください。
パワーカップルが老後資金で後悔した話|年収2000万円でも安心ではなかった
「老後資金なんて、そのうち何とかなると思っていました。」
そう話すAさん夫婦は、いわゆるパワーカップルでした。
夫は大手企業勤務。
年収1200万円。
妻は外資系企業勤務。
年収900万円。
世帯年収は2000万円を超えていました。
友人からは羨ましがられます。
住宅ローン審査も問題なし。
金融機関からも高評価。
誰が見ても順調な家庭に見えていました。
しかし50代になったある日。
夫婦は大きな不安を抱えることになります。
それは、
老後資金が思ったほど貯まっていなかったこと
でした。
高収入だから安心だと思っていた
30代でマンションを購入。
都心の人気エリア。
駅徒歩5分。
価格は1億円近くでした。
住宅ローンは9,000万円超。
それでも夫婦に迷いはありません。
「共働きだから大丈夫。」
「年収はこれからも上がる。」
「老後資金は後で考えればいい。」
そう思っていました。
住宅ローンは問題なかった
住宅ローン返済額は月25万円ほど。
収入から考えれば十分払えます。
金融機関からも、
「無理のない返済です」
と言われました。
実際、返済に困ることはありませんでした。
問題は別のところにありました。
生活レベルも上がっていった
年収が上がるにつれて、
生活レベルも上がります。
外食。
旅行。
車。
ブランド品。
子どもの教育。
一つひとつは無理のない範囲です。
しかし気付かないうちに支出は増えていました。
教育費は想像以上だった
子どもが生まれると、
教育費も増えます。
私立小学校。
習い事。
塾。
海外留学。
大学費用。
夫婦は、
「子どもには良い教育を受けさせたい」
と考えていました。
結果として教育費は年間数百万円規模になります。
共働きだからできた生活
夫婦は共働きでした。
だからこそ高額マンションも買えた。
教育費も払えた。
旅行も楽しめた。
しかし逆に言えば、
共働き収入が前提の生活になっていました。
貯金はしているつもりだった
夫婦は貯金をしていないわけではありません。
毎月積立投資もしています。
NISAも利用。
企業型DCも加入。
しかし住宅ローンや教育費が優先になり、
思ったほど資産は増えていませんでした。
50代で見た老後資金シミュレーション
転機は50代前半でした。
FPとの相談で老後資金を試算したのです。
夫婦は驚きました。
思ったほど余裕がなかったからです。
住宅ローンがまだ残る
定年が近づいても、
住宅ローンは残っています。
繰上返済はしていました。
しかし残債はまだ数千万円。
教育費も終わっていません。
老後資金だけに集中できる状況ではありませんでした。
修繕積立金も増えていた
購入当時は月15,000円だった修繕積立金。
気付けば35,000円を超えていました。
管理費も上昇しています。
住宅ローンが終われば楽になると思っていたのに、
マンション維持費は残り続けるのです。
親の介護問題も出てくる
さらに親世代の問題もあります。
介護。
実家の管理。
施設費用。
50代になると、
子どもだけではなく親の問題も同時に始まります。
高収入ほど支出も大きい
ここで夫婦は気付きます。
年収が高いほど、
支出も増えやすい。
住宅も高額になる。
教育費も高くなる。
生活水準も上がる。
結果として、
老後資金が思ったほど残らないことがあります。
周囲も同じだった
同世代の友人たちも似た状況でした。
年収は高い。
しかし老後資金は不安。
住宅ローンが残る。
教育費もかかる。
皆、
「もっと早く準備しておけば良かった」
と言っていました。
老後に必要なお金は想像以上
最近は長寿化も進んでいます。
60歳で定年しても、
その後30年以上生活する可能性があります。
医療費。
介護費。
住居費。
生活費。
老後資金は想像以上に必要です。
「そのうち貯まる」は危険だった
夫婦が最も後悔したのはここでした。
高収入だから自然に貯まる。
そう思っていたのです。
しかし実際には、
意識して残さなければお金は貯まりません。
パワーカップルが陥りやすい落とし穴
実際によく見られる特徴があります。
高額物件を購入する
借りられる額が大きいためです。
教育費を惜しまない
子どもへの投資を優先します。
共働き前提で考える
収入減少リスクを軽視しがちです。
老後資金を後回しにする
まだ先の話だと思っています。
生活水準が高い
支出が固定化しやすくなります。
住宅ローンより怖かったもの
夫婦が後悔したのは、
住宅ローンを組んだことではありません。
老後資金の準備を後回しにしたことでした。
住宅ローンは毎月返済します。
しかし老後資金は強制的には貯まりません。
そこが大きな違いです。
本当に大切なのは「余裕資金」
高収入で重要なのは、
借りられる額ではありません。
将来のために残せる額です。
住宅ローン。
教育費。
生活費。
それらを支払った後に、
どれだけ老後資金を積み上げられるかが重要です。
まとめ
パワーカップルだからといって、
老後資金の不安がなくなるわけではありません。
むしろ高収入だからこそ、
高額住宅。
高額教育費。
高い生活水準。
という落とし穴があります。
年収2000万円でも、
老後資金で後悔する人はいます。
住宅購入で大切なのは、
「今払えるか」
だけではありません。
「定年後も安心して暮らせるか」
です。
住宅ローンを組む時には、
20年後、30年後の老後資金まで含めて考えることが、後悔しない住まい選びにつながるのかもしれません。
将来売却できるか不安な方へ
マンションは「購入時」だけでなく、 将来「売れるか」も重要です。
築年数・管理状態・戸数によっては、 売却時に苦戦するケースもあります。
現在の売却相場や、 売却しやすさを整理しておくことで、 購入判断の参考になります。
※広告を含みます

