マンションを買ってから、ボーナスの日が楽しみじゃなくなった

この記事でわかること
  • 買う前は「払える」と思っていた
  • 住宅ローン以外にも、毎月お金が出ていく
  • 「旅行は来年でいいか」が増えていった
公開日 更新日 著者 ソプナビ編集部

※本記事は一般的な判断材料の整理を目的としたものであり、特定の物件の価値・安全性・将来性を断定するものではありません。最終的な判断は不動産会社・管理会社・各種資料の確認に基づいて行ってください。

マンションを買ってから、ボーナスの日が楽しみじゃなくなった

「ボーナス出たね。」

以前なら、その一言から始まる会話は楽しいものでした。

どこかに旅行へ行こうか。

少し高いレストランに行こうか。

欲しかった家電を買おうか。

でも、マンションを買ってから変わりました。

ボーナスの日に最初に確認するのは、銀行口座。

そして頭に浮かぶのは、住宅ローンのボーナス返済、固定資産税、修繕積立金、これから必要になる教育費。

「今年はいくら残るかな。」

いつの間にか、ボーナスは「楽しみに使うお金」ではなく、「住宅費を補うお金」になっていました。

買う前は「払える」と思っていた

マンションを購入するとき、住宅ローンのシミュレーションは何度もしました。

毎月の返済額。

ボーナス月の返済額。

金利が上がった場合。

数字だけを見れば、「これなら払える」と思いました。

共働きで収入もある。

ボーナスも毎年出ている。

少しくらい背伸びしても大丈夫だろう。

そう考えて契約しました。

でも、購入後に気付いたのは、「払える」と「余裕がある」は違うということでした。

住宅ローン以外にも、毎月お金が出ていく

マンションを買う前は、どうしても住宅ローンに目が向きます。

でも、実際に住み始めると、住宅ローン以外にも固定費がかかります。

  • 管理費
  • 修繕積立金
  • 固定資産税
  • 駐車場代
  • 火災保険・地震保険
  • 設備交換や修理費

一つひとつは払える金額でも、全部合わせると大きな負担になります。

しかも、修繕積立金は将来値上がりする可能性があります。

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「旅行は来年でいいか」が増えていった

最初は、それほど気になりませんでした。

今年はマンションを買ったばかりだから。

今年は家具を買ったから。

今年は固定資産税があるから。

そうやって、旅行や外食を少しずつ後回しにしていました。

気が付くと、「来年でいいか」が何年も続いていました。

住宅ローンを払えなくなったわけではありません。

生活できないほど苦しいわけでもありません。

でも、マンションを買う前より、家族で使える自由なお金が確実に減っていました。

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ボーナス返済があると「使い道」が最初から決まっている

ボーナス返済を組んでいると、ボーナスが振り込まれた瞬間から、その一部は住宅ローンのためのお金です。

賞与が増えた年でも、「何に使おう」と考える前に、「ローンを払って、残りはいくらか」と考えるようになります。

もちろん、ボーナス返済そのものが悪いわけではありません。

ただ、住宅ローンの返済計画がボーナスに依存しすぎていると、賞与が減ったときの影響が大きくなります。

関連記事:
住宅ローン7000万円で「ボーナス返済」が危険になるのはどんなとき?契約前に確認したい5つのポイント

本当に怖かったのは「払えないこと」ではなかった

住宅ローンを組むとき、一番怖かったのは「返済できなくなること」でした。

でも実際に住み始めて感じたのは、それだけではありません。

返済はできる。

でも貯金が増えない。

旅行を減らす。

外食を減らす。

欲しいものを我慢する。

こうした小さな我慢が何年も続くことの方が、想像していませんでした。

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共働きだから大丈夫、もずっと続くとは限らない

マンション購入時は、夫婦ともに元気に働いていました。

でも、住宅ローンは30年、35年と続きます。

その間には、育児、転職、介護、病気など、働き方が変わる可能性があります。

もし一方の収入が減ったら。

もしボーナスがなくなったら。

購入前は「たぶん大丈夫」と考えていたことを、今はもう少し厳しく考えればよかったと思います。

関連記事:
住宅ローン6000万円で「共働き終了」が家計に与える影響とは?契約前に考えたいポイント

老後資金まで考える余裕がなかった

住宅ローン返済、教育費、日々の生活費。

目の前の支出を優先していると、老後資金はどうしても後回しになりました。

「もう少し収入が増えたら貯めよう。」

「教育費が落ち着いたら貯めよう。」

そう考えているうちに、時間だけが過ぎていきます。

住宅ローンは完済できても、老後資金が十分でなければ安心とは言えません。

関連記事:
住宅ローン6000万円で「老後資金」が足りなくなる?共働き世帯が注意したいポイント

買う前に考えるべきだったのは「いくら借りられるか」ではなかった

振り返ると、マンション購入前は「いくら借りられるか」をずっと考えていました。

でも本当に考えるべきだったのは、

住宅ローンを払ったあと、どんな生活が残るのか。

ということだったと思います。

住宅は人生を豊かにするために買うものです。

その住宅のために、家族との旅行や趣味、貯蓄、将来の安心を長期間犠牲にするなら、購入価格をもう一度考える余地があります。

契約前に確認しておきたい5つのこと

  1. ボーナス返済がなくても返済できるか
  2. 住宅費を払ったあと毎月いくら貯蓄できるか
  3. 教育費・旅行・趣味のお金を残せるか
  4. 修繕積立金が値上がりしても家計に余裕があるか
  5. 共働きが続かなかった場合でも一定期間返済できるか

この5つを考えた結果、「少し高すぎるかもしれない」と感じるなら、その感覚を無視しない方がよいでしょう。

「買えるマンション」より「暮らし続けられるマンション」

住宅ローン審査に通ることと、余裕を持って暮らせることは同じではありません。

マンションを購入するときは、物件価格だけでなく、購入後の暮らしまで想像することが大切です。

ボーナスの日を楽しみにできる。

年に一度は家族で旅行できる。

毎月少しずつ貯金できる。

そんな生活を残せる住宅予算かどうか。

それも、マンション選びの大切な基準の一つです。

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SOPNAVIでは、住宅ローンだけでなく、管理費・修繕積立金・長期修繕計画・管理状態・将来の売却しやすさなど、購入後の負担につながるポイントを整理します。

「住宅ローンは払えそう。でも、この物件を買って生活に余裕が残るのか不安」という場合は、契約前に一度立ち止まって確認することが大切です。

まとめ

マンションを買ってから、ボーナスの日が楽しみじゃなくなった。

それは、住宅ローンが払えないという話ではありません。

払えるけれど、自由に使えるお金が減った。

家族で楽しむお金が減った。

将来のために貯めるお金も減った。

そうした生活の変化は、住宅ローンシミュレーションの数字だけでは見えにくいものです。

マンションを契約する前に、「この住宅を買ったあとも、自分たちらしい生活を続けられるか」を考えてみてください。

その答えまで含めて納得できる物件こそ、長く暮らせるマンションなのかもしれません。

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