住宅ローン7000万円。営業さんは「大丈夫です」と言った。でも私たちは契約をやめました。

この記事でわかること
  • 気になったのは住宅ローンではありませんでした
  • 「返済できる」と「生活できる」は違う
  • 最後に確認したのは「売れる家か」でした
公開日 更新日 著者 ソプナビ編集部

※本記事は一般的な判断材料の整理を目的としたものであり、特定の物件の価値・安全性・将来性を断定するものではありません。最終的な判断は不動産会社・管理会社・各種資料の確認に基づいて行ってください。

住宅ローン7000万円。営業さんは「大丈夫です」と言った。でも私たちは契約をやめました。

「年収なら十分あります。」

営業さんはそう言いました。

住宅ローンは7000万円。

毎月の返済額もシミュレーションしてくれて、数字だけを見ると問題はありませんでした。

夫婦ともに会社員。

共働きで世帯年収も安定していました。

「この物件は人気なので、今日決めた方がいいですよ。」

そう言われると、不安よりも「買わないと後悔するかもしれない」という気持ちの方が大きくなっていきました。

気になったのは住宅ローンではありませんでした

契約前、私たちはマンションの資料をもう一度見直しました。

そこで気になったのが、修繕積立金でした。

現在は月1万4千円。

一見すると高くありません。

しかし、長期修繕計画を見ると、数年後には段階的な値上げが予定されていました。

将来的には2万円台後半。

さらに管理費も値上げの可能性がありました。

「返済できる」と「生活できる」は違う

住宅ローンは毎月約20万円。

そこに管理費。

修繕積立金。

駐車場代。

固定資産税。

保険料。

住居費を合計すると、毎月30万円近くになることが分かりました。

子どもが中学生になれば教育費も増えます。

もしどちらかが働けなくなったら。

もし金利が上がったら。

数字を並べていくうちに、「今なら返せる」ではなく、「35年間返し続けられるのか」という不安が大きくなりました。

最後に確認したのは「売れる家か」でした

もし途中で住み替えが必要になったら。

このマンションは売れるのでしょうか。

調べてみると、駅から少し遠く、同じマンションでも売却まで時間がかかっている住戸がありました。

管理組合の議事録には、修繕積立金不足についての話し合いも残っていました。

住宅ローン7000万円。

返済できるかだけではなく、「売却できるか」も大切だと初めて気付きました。

私たちは契約を見送りました

営業さんには驚かれました。

「こんなに良い物件なのにもったいないですよ。」

そう言われましたが、私たちは焦って契約することをやめました。

数週間後、別のマンションに出会いました。

駅に近く、管理状態も良好。

修繕積立金は少し高かったものの、長期修繕計画を見ると将来まで資金計画がしっかり作られていました。

「高い修繕積立金」ではなく、「安心して住み続けられるマンション」だったのです。

住宅ローンは「借りられる金額」で決めない

住宅ローン7000万円は、年収によっては借りられるかもしれません。

しかし、本当に大切なのは、35年間安心して暮らせることです。

住宅ローンだけではなく、管理費、修繕積立金、将来の資産価値、そして売却できる家かどうか。

契約前に一度立ち止まって確認することが、後悔しないマンション購入につながります。

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