住宅ローン6000万で後悔した共働き夫婦|世帯年収1200万円でも苦しくなった理由

※本記事は一般的な判断材料の整理を目的としたものであり、特定の物件の価値・安全性・将来性を断定するものではありません。最終的な判断は不動産会社・管理会社・各種資料の確認に基づいて行ってください。

住宅ローン6000万で後悔した共働き夫婦|世帯年収1200万円でも苦しくなった理由

「世帯年収が1,200万円もあるなら余裕ですよ。」

住宅購入時、不動産会社の担当者からそう言われました。

夫は年収700万円。

妻は年収500万円。

夫婦とも会社員です。

共働きで安定した収入がありました。

当時の家賃は月15万円。

それなら住宅ローン返済に回した方が良い。

そう考えてマンション購入を決意します。

購入した物件は都内近郊の人気エリア。

価格は7,000万円弱。

頭金を入れても住宅ローンは約6,000万円になりました。

その時は、

「世帯年収なら問題ない」

と考えていました。

しかし数年後。

夫婦は住宅ローンの重さを実感することになります。

購入当時は順調だった

夫婦は30代前半でした。

子どもはいません。

共働き。

昇給も期待できる。

ボーナスもある。

家計は黒字でした。

住宅ローン返済も十分可能に見えました。

ペアローンを利用した

借入額を増やすため、

夫婦はペアローンを選択します。

住宅ローン控除も使えます。

金融機関の審査も問題ありませんでした。

不安はほとんどありません。

理想のマンションだった

駅徒歩5分。

大型スーパー近接。

人気学区。

総戸数300戸以上。

共用施設も充実しています。

夫婦は、

「一生住める家を買った」

と思っていました。

最初の3年間は順調

購入後しばらくは問題ありませんでした。

住宅ローン返済も計画通り。

旅行も楽しめる。

外食もできる。

貯金も続いていました。

子どもが生まれる

状況が変わったのは第一子誕生後です。

育児休業。

保育園探し。

時短勤務。

生活スタイルが大きく変化します。

妻の収入が減少

時短勤務になると、

以前と同じ収入は維持できません。

残業も難しい。

昇進にも影響します。

世帯年収は徐々に下がりました。

教育費が増え始める

保育料。

習い事。

学用品。

子ども関連支出は年々増えます。

購入時には、

そこまで細かく考えていませんでした。

住宅ローンは変わらない

当然ですが、

住宅ローン返済額は変わりません。

毎月の返済は続きます。

さらに管理費や修繕積立金も必要です。

修繕積立金値上げ

購入当初の修繕積立金は月12,000円でした。

しかし築年数が進むにつれて、

15,000円

20,000円

25,000円

と上昇していきます。

管理費も負担になる

管理費は約18,000円。

修繕積立金と合わせると、

毎月4万円以上になります。

住宅ローン以外の固定費が重くなりました。

第二子誕生

さらに第二子が誕生します。

もちろん嬉しい出来事です。

しかし家計には大きな影響があります。

貯金が増えなくなる

以前は毎月10万円以上貯金できていました。

しかし次第に余裕がなくなります。

ボーナスも教育費や住宅関連支出へ消えていきます。

共働き前提の怖さ

ここで夫婦は気付きます。

住宅ローン計画は、

共働き継続が前提だったのです。

しかし現実には、

育児

介護

病気

転職

様々な要因で収入は変化します。

夫の転職

さらに追い打ちをかけたのが夫の転職でした。

年収は少し下がります。

勤務環境は改善しました。

しかし住宅ローンは変わりません。

「借りられる額」で決めていた

今振り返ると、

夫婦は返せる額ではなく、

借りられる額で判断していました。

銀行が貸してくれる。

審査に通る。

だから大丈夫。

そう考えていました。

老後資金が後回しになる

40代が近づく頃、

老後資金も気になります。

しかし住宅ローン残高はまだ大きい。

教育費も増える。

結果として老後資金形成が進みません。

周囲にも同じ夫婦がいた

実は同じようなケースは少なくありません。

共働き。

高年収。

ペアローン。

高額マンション購入。

一見成功しているように見えます。

しかし実際には家計が圧迫されている家庭もあります。

本当に苦しかったのは固定費

夫婦が振り返って言うのは、

住宅ローンだけが問題ではなかったということです。

管理費。

修繕積立金。

固定資産税。

火災保険。

教育費。

固定的な支出が積み重なりました。

「最悪売ればいい」は簡単ではない

購入時には、

最悪売却すればいいと思っていました。

しかし実際は違います。

住宅ローン残高。

仲介手数料。

引越費用。

新居費用。

簡単に身動きは取れません。

後悔したこと

夫婦が共通して挙げた後悔は次の5つでした。

共働き前提で考えた

収入減少リスクを想定していなかった。

教育費を甘く見た

子どもにかかる費用は予想以上だった。

修繕積立金を軽視した

将来の値上げを考えていなかった。

老後資金を後回しにした

住宅購入を優先しすぎた。

借りられる額で判断した

返済余力を十分に考えていなかった。

6000万円ローンは危険なのか

住宅ローン6000万円が危険というわけではありません。

問題は前提条件です。

共働きが続く前提。

ボーナス前提。

昇給前提。

こうした前提が崩れても対応できるかが重要です。

まとめ

住宅ローン6000万円で後悔した共働き夫婦は決して珍しくありません。

購入時は問題なく見えても、

子育てや教育費、

修繕積立金値上げなどで状況は変わります。

住宅購入で本当に大切なのは、

「今払えるか」

ではなく、

「収入が減っても払えるか」

です。

共働き前提で高額ローンを検討する場合は、将来の変化まで含めて考えることが、後悔しない住宅購入につながるのかもしれません。

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