タワマン高層階で後悔した夫婦の話|憧れの眺望より大きかった現実
※本記事は一般的な判断材料の整理を目的としたものであり、特定の物件の価値・安全性・将来性を断定するものではありません。最終的な判断は不動産会社・管理会社・各種資料の確認に基づいて行ってください。
タワマン高層階で後悔した夫婦の話|憧れの眺望より大きかった現実
「せっかくタワマンに住むなら高層階がいい。」
夫婦がそう考えたのは自然なことでした。
都心を見渡せる眺望。
夜景。
開放感。
タワーマンションの魅力を最も感じられるのは高層階だと思っていたからです。
夫は40代前半。
妻は30代後半。
共働きで世帯年収は1,400万円ほどでした。
購入したのは駅徒歩5分のタワーマンション。
総戸数500戸を超える大型物件です。
部屋は35階。
価格は8,000万円台でした。
住宅ローンも決して小さくありません。
それでも夫婦は、
「一生に一度の買い物だから」
と前向きに考えていました。
しかし住み始めて数年後、
夫婦は予想していなかった現実に直面することになります。
購入時はすべてが理想的だった
内覧した時の感動は今でも忘れられません。
リビングから見える景色。
遠くまで続く街並み。
夜になると宝石のような夜景が広がります。
不動産会社の担当者からも、
「高層階は資産価値が高い」
と言われました。
夫婦は迷わず購入を決めます。
最初の数か月は大満足
住み始めた当初は快適でした。
友人が遊びに来ると驚かれます。
眺望も素晴らしい。
特別感があります。
まさに理想の暮らしでした。
しかし日常になる
ところが1年もすると景色に慣れます。
夜景も毎日見ていると当たり前になります。
眺望の感動は徐々に薄れていきました。
一方で、
高層階ならではの不便さは毎日感じるようになります。
エレベーター待ちが想像以上
最初に感じたのはエレベーターです。
朝の通勤時間帯。
子どもの登校時間。
宅配業者の利用時間。
思った以上に待ちます。
数分程度と思うかもしれません。
しかし毎日のことになると違います。
忘れ物が大変
高層階で意外と困るのが忘れ物です。
スマホ。
財布。
保育園の荷物。
車の鍵。
忘れ物に気付くたびに往復です。
35階ともなると負担を感じます。
災害時への不安
さらに夫婦が気になり始めたのが災害です。
地震。
停電。
エレベーター停止。
ニュースを見るたびに考えるようになりました。
停電で現実を知る
ある日、
マンション全体で停電が発生しました。
数時間で復旧しましたが、
エレベーターは停止。
階段利用となります。
35階まで階段を利用する現実を目の当たりにし、
夫婦は初めて不安を感じます。
子どもが生まれて変化する
数年後に子どもが生まれました。
すると生活は大きく変わります。
ベビーカー。
荷物。
保育園送迎。
高層階生活の利便性よりも、
日々の移動負担が気になり始めました。
子どもが外に出たがらない
意外だったのは子どもの反応です。
窓の外は遠くの景色ばかり。
地面が見えない。
公園も見えにくい。
子どもにとっては必ずしも魅力的ではありませんでした。
管理費が高い
タワマン特有の問題として、
管理費があります。
コンシェルジュ。
ラウンジ。
ゲストルーム。
ジム。
スカイラウンジ。
便利な設備ですが、
維持費もかかります。
修繕積立金も上がる
さらに修繕積立金です。
購入時は比較的安く設定されていました。
しかし数年後、
値上げの話が出ます。
大型設備が多いタワマンは、
将来の修繕費も大きくなりやすいのです。
月々の固定費が重くなる
住宅ローン。
管理費。
修繕積立金。
駐車場代。
固定資産税。
気付けば毎月の住居費はかなりの金額になっていました。
「高層階は資産価値が高い」の誤解
夫婦は購入時、
高層階なら売却も有利だと思っていました。
しかし実際はそう単純ではありません。
売却競争が激しい
タワマンは同じ建物内にライバルがいます。
似た間取り。
似た広さ。
似た設備。
同じマンション内で競争になることもあります。
高層階だから絶対有利ではない
もちろん高層階を好む人もいます。
しかし最近は、
低層階を好む人も増えています。
災害リスク。
移動負担。
子育て環境。
考え方が変わってきているのです。
管理組合の問題も見えてくる
総戸数が多いタワマンでは、
管理組合運営も大変です。
住民の考え方も様々です。
修繕積立金値上げ。
大規模修繕。
設備更新。
意見がまとまらないこともあります。
タワマン生活で後悔した本当の理由
夫婦が後悔したのは、
タワマンを買ったことではありません。
高層階のメリットばかり見ていたことです。
購入時は、
眺望
夜景
資産価値
ばかり考えていました。
しかし実際の生活では、
利便性
固定費
災害リスク
子育て
の方が重要だったのです。
タワマン高層階が向いている人
もちろん高層階が悪いわけではありません。
次のような人には向いています。
・眺望を重視する
・共用施設を活用する
・移動負担が気にならない
・資金に余裕がある
タワマン高層階が向かない人
一方で、
・小さな子どもがいる
・固定費を抑えたい
・災害リスクが気になる
・頻繁に外出する
という人は慎重に検討した方がよいかもしれません。
まとめ
タワマン高層階には大きな魅力があります。
しかし実際に住むと、
眺望だけでは分からない現実もあります。
エレベーター。
災害リスク。
管理費。
修繕積立金。
子育て環境。
こうした点も含めて考えることが重要です。
夫婦が最後に語ったのは、
「購入前にもう少し生活を想像すればよかった」
という言葉でした。
マンション選びでは、
憧れだけでなく日常生活も考えることが、後悔しないための大切なポイントなのかもしれません。
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