「4500万なら大丈夫」と思っていた夫婦に起きたこと|住宅ローンより怖かった現実
※本記事は一般的な判断材料の整理を目的としたものであり、特定の物件の価値・安全性・将来性を断定するものではありません。最終的な判断は不動産会社・管理会社・各種資料の確認に基づいて行ってください。
「4500万なら大丈夫」と思っていた夫婦に起きたこと|住宅ローンより怖かった現実
「4500万くらいなら普通ですよ。」
マンション購入を検討していた夫婦は、 不動産会社の担当者からそう言われました。
周囲の友人も似たような価格帯で購入していました。
住宅ローンのシミュレーションをしても、 返済額は家賃と大きく変わりません。
夫婦は自然と、
4500万くらいなら大丈夫だろう
と思うようになりました。
しかし購入から数年後、 その考えは少しずつ変わっていくことになります。
購入当時は不安より期待の方が大きかった
夫は会社員。 年収約700万円。
妻はパート勤務。
子どもはまだ小さく、 教育費もそれほどかかっていませんでした。
購入したマンションは、
- 価格4980万円
- 自己資金500万円
- 借入4500万円
- 築10年
- 駅徒歩7分
という条件でした。
住宅ローン返済額は毎月12万円程度。
数字だけ見ると問題ありません。
夫婦は、
「家賃を払うより良い」
と考えていました。
購入後しばらくは順調だった
購入後3〜4年は本当に順調でした。
ボーナスも出ます。
旅行にも行けます。
貯金も増えています。
むしろ、
「もっと早く買えば良かった」
と思うほどでした。
この時点では、 4500万ローンを後悔する理由は何一つありませんでした。
最初の変化は教育費だった
転機は子どもの成長でした。
小学校高学年になると、 周囲の友達が塾へ通い始めます。
習い事も増えました。
中学受験も視野に入ります。
気付けば、 教育関連支出は毎月数万円増えていました。
夫婦は、
「教育費ってこんなにかかるの?」
と驚きます。
しかし、 住宅ローンを組んだ時には想定していませんでした。
修繕積立金も上がり始めた
さらに、 マンションの維持費も増えていきます。
購入時の修繕積立金は月12,000円でした。
しかし、 築年数が進むにつれて、
- 18,000円
- 22,000円
- 25,000円
と値上がりしていきます。
住宅ローン返済額は変わらないのに、 家計全体の固定費は増えていきました。
物価上昇で生活費も増えた
購入時には予想していなかったのが、 物価上昇です。
食費。
光熱費。
日用品。
保険料。
気付けば、 生活費全体が上昇していました。
住宅ローンだけを見れば問題なくても、 家計全体では余裕が減っていったのです。
「払える」と「余裕がある」は違った
ここで夫婦は重要なことに気付きます。
住宅ローンは確かに払えています。
滞納もありません。
しかし、
払えることと、 余裕があることは違う
という現実でした。
以前なら問題なく払えていた支出が、 少しずつ重く感じられるようになります。
旅行は減りました。
外食も減りました。
貯金も思うように増えません。
住み替えを考え始めた
夫婦は、 もっと家計に余裕を持ちたいと考え始めます。
そこで浮かんだのが売却でした。
しかし、 現実は簡単ではありません。
購入希望者は、
- 修繕積立金
- 管理組合
- 長期修繕計画
- 管理状態
まで確認します。
夫婦は、
「最悪売ればいい」
という考えが甘かったことに気付きました。
本当に怖かったのは住宅ローンではなかった
振り返ると、 夫婦が苦しくなった原因は住宅ローンそのものではありませんでした。
- 教育費
- 修繕積立金
- 物価上昇
- 老後資金不安
これらが重なった結果だったのです。
住宅ローン審査では問題なくても、 人生全体では状況が変わります。
購入前に知りたかったこと
夫婦は後になって、 次のことを考えるべきだったと言います。
- 教育費ピーク時の家計
- 修繕積立金の将来計画
- 10年後の生活費
- 売却しやすい物件か
- 老後資金との両立
住宅ローンでは、 借りられる金額ではなく、 維持できる金額を基準にすることが重要です。
まとめ
「4500万なら大丈夫」と思っていた夫婦が苦しくなった原因は、 住宅ローンそのものではありませんでした。
教育費、 修繕積立金、 物価上昇。
購入時には見えなかった支出が重なった結果です。
住宅購入では、 今払えるかだけではなく、 10年後も余裕を持って暮らせるかを考えることが重要です。
将来売却できるか不安な方へ
マンションは「購入時」だけでなく、 将来「売れるか」も重要です。
築年数・管理状態・戸数によっては、 売却時に苦戦するケースもあります。
現在の売却相場や、 売却しやすさを整理しておくことで、 購入判断の参考になります。
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