住宅ローン7000万円で後悔するのはどんな人?購入後に苦しくなる7つの共通点

この記事でわかること
  • 結論|7000万円の住宅ローンで後悔しやすいのは「今の年収」だけで判断した人
  • まず7000万円の住宅ローンは月々いくらになる?
  • 共通点① 「年収が高いから大丈夫」と考えた
公開日 更新日 著者 ソプナビ編集部

※本記事は一般的な判断材料の整理を目的としたものであり、特定の物件の価値・安全性・将来性を断定するものではありません。最終的な判断は不動産会社・管理会社・各種資料の確認に基づいて行ってください。

住宅ローン7000万円で後悔するのはどんな人?購入後に苦しくなる7つの共通点

「7000万円の住宅ローンを組んでも、本当に返していけるだろうか。」

「共働きで世帯年収もあるから大丈夫だと思う。でも7000万円は借りすぎ?」

「住宅ローン7000万円で後悔した人は、何が原因だったのだろう?」

マンション価格が高くなるなか、7000万円前後の住宅ローンを検討する世帯も珍しくありません。

しかし、住宅ローン7000万円を借りられることと、30年・35年にわたって無理なく返せることは別です。

実際に購入後の家計が苦しくなるケースを見ると、「7000万円という金額そのもの」だけが原因ではありません。

年収だけで判断した、共働きがずっと続く前提だった、教育費を十分に見込んでいなかった、管理費や修繕積立金を軽く考えていたなど、購入時の判断にいくつかの共通点があります。

住宅ローン7000万円で後悔するかどうかを分けるのは、「借りられるか」より「生活が変わっても返し続けられるか」です。

この記事では、住宅ローン7000万円を組んだあとに家計が苦しくなりやすい7つの共通点と、契約前に確認しておきたいポイントを解説します。

結論|7000万円の住宅ローンで後悔しやすいのは「今の年収」だけで判断した人

住宅ローン7000万円を無理なく返済できるかは、年収だけでは判断できません。

同じ世帯年収1000万円でも、

  • 子どもがいるか
  • 子どもは何人か
  • 教育方針はどうするか
  • 共働きを続けられるか
  • 現在の貯蓄はいくらか
  • 管理費・修繕積立金はいくらか
  • 車を保有するか
  • 老後まで何年あるか

によって家計の余裕は大きく変わります。

7000万円の住宅ローンで後悔しやすい人には、次の7つの共通点があります。

  1. 「年収が高いから大丈夫」と考えた
  2. 共働きが35年間続く前提で借りた
  3. 毎月返済額だけを見て購入した
  4. 教育費が増える10年後を考えていなかった
  5. 管理費・修繕積立金の値上げを考えていなかった
  6. 貯金できなくても住宅ローンを返せれば大丈夫と考えた
  7. 売れば何とかなると考えて購入した

まず7000万円の住宅ローンは月々いくらになる?

最初に、7000万円を35年返済・元利均等返済で借りた場合の月々返済額を概算してみましょう。

金利 月々返済額の目安 年間返済額の目安
0.5% 約18.2万円 約218万円
1.0% 約19.8万円 約237万円
1.5% 約21.4万円 約257万円
2.0% 約23.2万円 約278万円
3.0% 約26.9万円 約323万円

※借入額7000万円、返済期間35年、元利均等返済、ボーナス返済なしの概算です。実際の返済額は金融機関、金利タイプ、借入条件などによって異なります。

金利1%なら月々約20万円ですが、これだけを見て「払えそう」と判断するのは早いでしょう。

マンションなら住宅ローンとは別に、管理費・修繕積立金などが必要だからです。

関連記事:
7000万円借りたら毎月いくら?住宅ローンの返済額を金利別にシミュレーション

共通点① 「年収が高いから大丈夫」と考えた

住宅ローン7000万円を検討するとき、最初に気になるのが年収です。

「世帯年収1000万円だから7000万円でも大丈夫」

「年収1200万円あるから返済できるだろう」

と考えることがあります。

しかし、年収が同じでも使えるお金は家庭によって違います。

例えば、

  • 夫婦2人
  • 子ども1人
  • 子ども2人
  • 私立学校を希望
  • 車を所有
  • 親への援助がある

では、住宅費に回せる金額は同じではありません。

「年収いくらなら7000万円を借りられるか」ではなく、「住宅費を払ったあとにいくら残るか」で考えることが重要です。

関連記事:
住宅ローン7000万円は年収いくら必要?無理なく返せる年収の考え方

共通点② 共働きが35年間続く前提で借りた

7000万円という大きな住宅ローンでは、夫婦2人の収入を前提に返済計画を組むケースがあります。

例えば、

  • 夫:年収650万円
  • 妻:年収550万円
  • 世帯年収:1200万円

なら、現在の家計では7000万円の住宅ローンを払えると感じるかもしれません。

しかし35年間には、さまざまな変化が起こる可能性があります。

  • 出産・育児
  • 時短勤務
  • 転職
  • 収入減少
  • 介護
  • 働き方の変更

どちらかの収入が下がっただけで返済計画が崩れるなら、家計の余裕は小さいと考えられます。

関連記事:
住宅ローン7000万円で「共働きでも余裕がない」?購入後に家計が苦しくなる5つの理由

「片方の収入が減っても1〜2年は耐えられるか」を考える

必ず一馬力だけで住宅ローンを返せるようにする必要がある、という意味ではありません。

ただし、収入が一時的に減少したときに、すぐ家計が赤字になる設計は慎重に考えたいところです。

購入前には、現在の世帯年収だけでなく、収入が減ったケースでも家計を試算してみましょう。

共通点③ 毎月返済額だけを見て購入した

「住宅ローンは月20万円くらいだから払える。」

ここにも注意が必要です。

マンション購入後に必要なのは住宅ローンだけではありません。

例えば、

項目 月額例
住宅ローン 20万円
管理費 2万5000円
修繕積立金 3万円
駐車場 2万円
合計 27万5000円

となれば、住宅ローン20万円でも毎月の住宅関連支出は27万5000円です。

年間では330万円になります。

さらに固定資産税・都市計画税、火災保険、住戸内設備の修理・交換なども考える必要があります。

住宅ローン7000万円を検討するときは「ローン返済額」ではなく「総住宅費」で判断しましょう。

関連記事:
住宅ローン7000万円で「毎月20万円超の返済」は危険?購入前に考えたい家計の余裕

共通点④ 教育費が増える10年後を考えていなかった

住宅購入時に子どもが小さい家庭では、現在の家計に余裕があるように見えることがあります。

しかし、住宅ローン返済は35年間続く一方、教育費は将来増えていく可能性があります。

例えば購入時に子どもが3歳と5歳なら、10年後には13歳と15歳です。

中学・高校・大学進学の時期が近づき、

  • 授業料
  • 塾・予備校
  • 受験費用
  • 通学費
  • 部活動
  • 大学進学費用

などの負担が増える可能性があります。

住宅購入直後より10年後の方が苦しくなることもある

住宅購入時点では、

  • 夫婦ともフルタイム
  • 子どもの教育費がまだ少ない
  • 修繕積立金も低い

という状態かもしれません。

10年後に、教育費増加と修繕積立金値上げが同時に起こると、購入時には見えなかった家計負担が表面化します。

関連記事:
住宅ローン7000万円で「教育費が払えない」は危険?子どもがいる家庭が購入前に考えたいこと

共通点⑤ 管理費・修繕積立金の値上げを考えていなかった

マンション購入時には、管理費・修繕積立金も確認します。

しかし、現在額だけを見て購入するのは注意が必要です。

特に修繕積立金は、将来の大規模修繕などに備えて増額される場合があります。

例えば購入時に、

項目 現在 10年後の仮定
管理費 2万5000円 3万円
修繕積立金 2万円 4万円
合計 4万5000円 7万円

となれば、毎月2万5000円、年間30万円の負担増です。

※上表は値上げによる家計への影響を示すための仮定例であり、実際の金額はマンションごとに異なります。

住宅ローンは契約時の返済額だけでなく、マンション維持費の将来額まで含めて考えましょう。

関連記事:
中古マンション購入で「修繕積立金の値上げ予定」がある物件は買って大丈夫?契約前の確認ポイント

共通点⑥ 貯金できなくても住宅ローンを返せれば大丈夫と考えた

毎月の住宅ローンを滞りなく返せていても、貯蓄がほとんど増えない状態なら注意が必要です。

住宅購入後にも、まとまったお金が必要になる場面があります。

  • 教育費
  • 車の買い替え
  • 家電・設備交換
  • 引っ越し・転職
  • 親の介護
  • 老後資金

住宅ローンを返済することだけが家計の目的ではありません。

「毎月返せている家計」と「将来に備えながら返せている家計」は違います。

関連記事:
住宅ローン7000万円で「貯金できない」は危険?購入後に家計が苦しくなる5つの理由

老後資金を後回しにしていないか

7000万円の住宅ローン返済を優先するあまり、「老後資金は子どもが独立してから貯めればいい」と考えるケースもあります。

しかし、住宅購入年齢によっては、教育費が終わったあと老後まで十分な期間が残らない場合があります。

例えば40歳で35年ローンを組めば、契約上の完済年齢は75歳です。

繰上返済などを予定しているなら、その原資をどのように確保するのかまで考えておきましょう。

関連記事:
住宅ローン7000万円で「老後資金が貯まらない」?教育費・住宅費と両立できる家計を考える

共通点⑦ 「売れば何とかなる」と考えて購入した

住宅ローン7000万円の返済が苦しくなった場合、「マンションを売ればいい」と考えることがあります。

しかし、将来必ず希望価格で売れるとは限りません。

売却価格は、

  • 立地
  • 駅距離
  • 築年数
  • 間取り・広さ
  • 管理状態
  • 修繕積立金
  • 市場環境
  • 競合物件

などの影響を受けます。

さらに売却時点の住宅ローン残高が売却価格を上回れば、売却代金だけではローンを完済できない可能性があります。

購入時から「出口」を確認する

永住するつもりでも、転勤、家族構成の変化、親の介護などで売却する可能性はあります。

購入前に、

  • 同じマンションの中古成約事例
  • 周辺マンションとの競争力
  • 駅距離
  • 管理状態
  • 将来の維持費

などを確認しておくことが重要です。

7000万円ローンで後悔しやすい家計をシミュレーション

具体的なイメージを持つため、仮の家計を考えてみます。

世帯年収1200万円、子ども2人、7000万円の住宅ローンを組んだ家庭を想定します。

住宅関連費 月額
住宅ローン 約20万円
管理費 2万5000円
修繕積立金 3万円
駐車場 2万円
月額合計 約27万5000円
年間合計 約330万円

これに固定資産税等を加えると、住宅関連費はさらに増えます。

そして10年後に修繕積立金が月2万円増えれば、年間24万円の追加負担です。

同じ時期に子どもの教育費が増えれば、「購入直後は余裕があったのに、10年後には貯金できない」という状態も考えられます。

「年収が上がるから大丈夫」は返済計画に入れない

30代でマンションを購入する場合、「今後年収は上がるだろう」と考えることがあります。

実際に昇給する可能性はありますが、将来の収入は確定していません。

昇給、転職による年収アップ、ボーナス増加などを前提にしなければ成立しない返済計画は、余裕が小さいと考えた方がよいでしょう。

ボーナスを生活費補填に使い始めたら注意

住宅購入前はボーナスを貯蓄できていたのに、購入後は固定資産税、旅行、教育費、家電購入などでほとんど残らなくなることがあります。

さらに毎月の家計赤字をボーナスで補填する状態になると、ボーナス減少時に家計が一気に苦しくなる可能性があります。

住宅ローンにボーナス返済を設定していなくても、実質的にボーナス頼みの家計になっていないか確認しましょう。

7000万円を借りても後悔しにくい人の特徴

反対に、7000万円の住宅ローンを組んでも比較的家計を管理しやすい人には、次のような特徴があります。

  • 住宅費を払ったあとも毎月貯蓄できる
  • 教育費を別枠で準備できる
  • 生活防衛資金を確保している
  • 共働きの片方が一時的に収入減になっても対応できる
  • 修繕積立金の将来額を確認している
  • 固定資産税等も年間家計に入れている
  • 老後資金を住宅ローン返済と並行して準備できる
  • 売却時のリスクも確認している

重要なのは「7000万円を借りること」ではなく、その後も住宅以外の人生設計を続けられることです。

7000万円ローンを組む前の10項目チェック

  1. 住宅ローン返済後も毎月貯蓄できるか
  2. 管理費・修繕積立金を含めて計算したか
  3. 修繕積立金の将来値上げを確認したか
  4. 固定資産税等を年間支出に入れたか
  5. 子どもの教育費が増える時期を試算したか
  6. どちらかの収入が減った場合も試算したか
  7. ボーナスを前提にしなくても生活できるか
  8. 生活防衛資金を残せるか
  9. 老後資金を並行して準備できるか
  10. 将来売却するときのリスクを確認したか

7000万円の住宅ローンで後悔しないために「10年後の家計」を作る

住宅購入時の家計だけを確認するのではなく、5年後・10年後・20年後まで簡単な家計表を作ってみましょう。

特に確認したいのは、次の4つが重なる時期です。

  • 教育費のピーク
  • 修繕積立金の値上げ
  • 住宅設備の交換
  • 老後資金形成

住宅購入直後に余裕があるかではなく、支出が増える時期でも家計を維持できるかを見ることが重要です。

住宅ローン7000万円の後悔についてよくある質問

住宅ローン7000万円は借りすぎですか?

7000万円という金額だけでは判断できません。年収、手取り、家族構成、教育費、管理費・修繕積立金、貯蓄額などを含めて判断する必要があります。

世帯年収1000万円なら7000万円の住宅ローンは大丈夫ですか?

世帯年収だけでは判断できません。子どもの人数、共働きの継続可能性、マンション維持費、教育費、現在の貯蓄などによって家計の余裕は大きく変わります。

世帯年収1200万円なら安心ですか?

年収1200万円でも、教育費や住宅維持費が大きい家庭では余裕が小さくなる場合があります。「年収が高い=7000万円でも安心」とは限りません。

7000万円の住宅ローンで最も見落としやすい費用は何ですか?

マンションの場合は、住宅ローン以外の管理費・修繕積立金、固定資産税等に加えて、将来の修繕積立金値上げも確認したいポイントです。

返済できていれば問題ありませんか?

返済できていても、貯蓄ができず、教育費や老後資金を準備できない状態なら家計に余裕があるとは言い切れません。住宅ローン以外の将来資金も同時に考えましょう。

まとめ|7000万円で後悔する原因は「7000万円」だけではない

住宅ローン7000万円を組んだあとに後悔しやすい7つの共通点を振り返ります。

  1. 「年収が高いから大丈夫」と考えた
  2. 共働きが35年間続く前提で借りた
  3. 毎月返済額だけを見て購入した
  4. 教育費が増える10年後を考えていなかった
  5. 管理費・修繕積立金の値上げを考えていなかった
  6. 貯金できなくても住宅ローンを返せれば大丈夫と考えた
  7. 売れば何とかなると考えて購入した

住宅ローン7000万円を借りること自体が危険なのではありません。

問題は、現在の年収と現在の返済額だけを見て、将来の家計変化を考えずに購入することです。

35年間には、教育費、収入変化、修繕積立金の値上げ、設備交換、老後資金など、住宅購入時にはまだ見えていない支出があります。

「7000万円を返せるか」ではなく、「7000万円を返しながら、貯蓄・教育・老後・生活を続けられるか」で判断する。

住宅ローンの審査に通る金額をそのまま購入予算にするのではなく、10年後・20年後の家計まで確認してから購入額を決めることが、後悔を減らすポイントです。


7000万円の住宅ローン、本当に大丈夫?契約前に確認

SOPNAVIでは、マンション購入前の判断に役立つ無料AI診断、契約前チェックリスト、有料契約チェックをご用意しています。

  • 無料AI診断:購入価格や住宅ローン、マンション維持費などを簡単チェック
  • 契約前チェックリスト:住宅ローン・管理費・修繕積立金・管理状態などの確認項目を整理
  • 有料契約チェック:重要事項説明書・長期修繕計画・総会議事録などを第三者の視点で確認

「7000万円を借りられると言われた。でも本当にこの金額で買って大丈夫なのか」と感じた段階で、一度住宅ローン以外の費用まで含めて確認してみましょう。

この物件、本当に大丈夫ですか?

住宅ローン・修繕積立金・管理状態・将来の資産価値など、
マンション購入前に確認しておきたいポイントを整理できます。

無料で物件診断する

※完全無料・無理な営業はありません


「将来も安心して住めるか」を確認するために、
売却相場もチェックしておきませんか?

マンションは購入価格だけでなく、 将来いくらで売れるかも重要な判断材料です。
お住まいの地域に対応する無料査定サービスをお選びください。

おすすめ

東海・関東の一部

不動産SHOPナカジツ

地域密着型の不動産会社へ、
マンションの売却査定を無料で依頼できます。

ナカジツで無料査定する

※最新の対応地域は査定ページでご確認ください

全国対応

対応エリア外の方はこちら

北海道・東北・関西・中国・四国・九州など

ミライアス

全国対応の無料査定サービスです。
地域を問わず売却相場を確認できます。

全国対応の無料査定はこちら

※全国対応の査定ページへ移動します

※本欄には広告・プロモーションを含みます。査定の利用は無料です。

マンションの現在価値を確認したい方へ

売却予定がなくても、現在の査定価格を知っておくことで、 将来の住み替えや資金計画の参考になります。

ノムコム マンション無料査定