住宅ローン7000万円で「最悪売ればいい」と思っていた夫婦の誤算
- 「最悪売ればいい」はなぜ危険なのか
- 7000万円ローンは売却時の残債が重い
- 残債割れになると売りたくても売れない
※本記事は一般的な判断材料の整理を目的としたものであり、特定の物件の価値・安全性・将来性を断定するものではありません。最終的な判断は不動産会社・管理会社・各種資料の確認に基づいて行ってください。
住宅ローン7000万円で「最悪売ればいい」と思っていた夫婦の誤算
住宅ローン7000万円を組むとき、 「もし返済が苦しくなっても、最悪売ればいい」 と考える方は少なくありません。
特に都市部のマンションでは、 「駅近だから売れるはず」 「人気エリアだから値下がりしないはず」 「共働きだから返済できるはず」 と考えて、思い切った借入をするケースがあります。
しかし結論から言うと、住宅ローン7000万円を“最悪売ればいい”という前提で組むのは危険です。
なぜなら、マンションは必ず希望価格で売れるとは限らず、 売却時にはローン残債、諸費用、価格下落、売却期間、管理状態など、さまざまな問題が重なる可能性があるからです。
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SOPNAVIでは、住宅ローンだけでなく、管理費・修繕積立金・築年数・将来売却リスクまで含めて、 マンション購入前に確認したいポイントを整理できます。
「最悪売ればいい」はなぜ危険なのか
住宅ローン7000万円を組むとき、多くの方が不安を感じます。 それでも購入に踏み切れる理由の一つが、 「いざとなれば売ればいい」という考えです。
しかし、この考えには大きな落とし穴があります。
- 希望価格で売れるとは限らない
- 売却まで時間がかかることがある
- 売却してもローンが残る可能性がある
- 仲介手数料などの売却費用がかかる
- 買い替えや賃貸への引っ越し費用も必要になる
つまり、売却は家計を救う万能な方法ではありません。 むしろ、売却時に想定外の損失が発生し、さらに苦しくなることもあります。
7000万円ローンは売却時の残債が重い
住宅ローン7000万円を35年返済で組んだ場合、返済開始から数年では元本があまり減っていません。
住宅ローンの返済初期は、毎月返済額の中に占める利息の割合が比較的大きく、 思ったほどローン残高が減らないことがあります。
例えば、購入から5年後に売却しようとしても、 ローン残債がまだ6000万円台後半残っているケースもあります。
その状態でマンション価格が購入時より下がっていれば、 売却代金だけではローンを完済できない可能性があります。
残債割れになると売りたくても売れない
売却価格よりローン残債の方が多い状態を、一般的に残債割れといいます。
例えば、ローン残債が6500万円あるのに、査定価格が6000万円だった場合、 単純計算で500万円の不足が生じます。
さらに実際には、売却時に仲介手数料や登記費用などもかかります。 そのため、不足額はさらに大きくなる可能性があります。
不足分を自己資金で用意できなければ、売却自体が難しくなることもあります。
「最悪売ればいい」と思っていたのに、 実際には売りたくても売れないという状況になることがあるのです。
売却価格は購入価格とは別物
マンションを購入したときの価格と、将来売れる価格は同じではありません。
購入価格には、新築プレミアム、販売経費、売主利益、相場上昇時の価格などが含まれていることがあります。 特に新築マンションや高騰期に購入した物件では、購入直後に中古市場で同じ価格で売れないこともあります。
また、中古マンションとして売却する場合は、近隣の成約事例や競合物件との比較で価格が決まります。 売主が「この価格で売りたい」と思っても、買主がその価格で買うとは限りません。
査定価格と成約価格は違う
売却を考えたとき、不動産会社に査定を依頼する方は多いと思います。
しかし、査定価格はあくまで売却予想価格です。 実際にその価格で売れることを保証するものではありません。
不動産会社によっては、媒介契約を取るために高めの査定価格を提示することもあります。 その価格を信じて売り出しても、問い合わせが少なく、結局値下げを繰り返すケースもあります。
「査定では大丈夫と言われた」 というだけでは安心できません。 大切なのは、実際に近い条件の物件がいくらで成約しているかです。
売却には時間がかかる
マンションは、売りたいと思ったらすぐに現金化できるわけではありません。
売却活動には、査定、媒介契約、広告掲載、内覧対応、価格交渉、契約、引き渡しという流れがあります。
人気物件であっても、すぐに買主が決まるとは限りません。 売却まで数か月かかることもあります。
その間も住宅ローン返済、管理費、修繕積立金、固定資産税は発生します。
返済が苦しくなってから売却を始めると、売れるまでの期間も家計を圧迫することになります。
共働き前提の7000万円ローンは崩れやすい
住宅ローン7000万円は、共働き世帯が検討しやすい借入額です。 夫婦の収入を合算すれば、審査上は借りられるケースもあります。
しかし、共働き収入を前提にしたローンは、将来の変化に弱い面があります。
- 出産・育児休業
- 時短勤務
- 転職
- 病気
- 親の介護
- 子どもの教育費増加
どちらか一方の収入が減ると、7000万円ローンの返済は一気に重く感じられることがあります。
そのときに「売ればいい」と考えても、残債や売却価格の問題で簡単に解決できないことがあります。
住宅ローン7000万円の返済額はどれくらいか
7000万円を35年返済で借りた場合、毎月返済額は金利によって大きく異なります。 以下は元利均等返済・ボーナス払いなしの場合の目安です。
| 金利 | 毎月返済額の目安 | 年間返済額の目安 |
|---|---|---|
| 0.5% | 約18.2万円 | 約218万円 |
| 1.0% | 約19.8万円 | 約237万円 |
| 1.5% | 約21.4万円 | 約257万円 |
| 2.0% | 約23.2万円 | 約278万円 |
これに加えて、マンションでは管理費・修繕積立金・固定資産税などが必要です。 住宅ローン返済が月20万円前後でも、住居費全体では25万円〜30万円になることもあります。
管理費・修繕積立金も売却に影響する
マンションの売却では、立地や築年数だけでなく、管理費や修繕積立金の水準も見られます。
管理費や修繕積立金が高すぎる物件は、買主に敬遠されることがあります。 一方で、修繕積立金が安すぎる物件も、将来値上げリスクがあると判断されることがあります。
つまり、現在の月額負担だけでなく、管理組合の運営状況や長期修繕計画も、将来の売却しやすさに影響します。
修繕積立金の値上げで家計が苦しくなることもある
購入時には修繕積立金が月1万円台でも、築年数が進むと値上げされることがあります。
月2万円だった修繕積立金が月4万円になれば、年間24万円の負担増です。
住宅ローン7000万円の返済だけでも重いなか、修繕積立金の値上げが重なると、家計への影響は大きくなります。
さらに、管理費や修繕積立金が高くなったマンションは、売却時に買主から敬遠されやすくなる場合もあります。
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「駅近だから売れる」とは限らない
駅近マンションは売却しやすい傾向があります。 しかし、駅近であれば必ず高く売れるわけではありません。
同じエリアに競合物件が多い場合、築年数が進んでいる場合、管理費が高い場合、間取りが特殊な場合などは、売却に時間がかかることがあります。
また、購入時に相場より高く買っている場合は、駅近であっても売却時に損失が出る可能性があります。
売却を前提にするなら購入前に確認したいこと
「将来売る可能性がある」と考えるなら、購入前に次の点を確認しておくべきです。
- 周辺の中古マンション成約価格
- 同じマンション内の過去の売却事例
- 駅距離と周辺競合物件
- 総戸数と管理状態
- 修繕積立金の残高
- 長期修繕計画の内容
- 大規模修繕の履歴
- 管理組合の議事録
これらを確認することで、将来売却しやすい物件かどうかを判断しやすくなります。
売却時に必要になる費用
マンションを売却する際には、売却価格がそのまま手元に残るわけではありません。
主に次のような費用がかかります。
- 仲介手数料
- 登記費用
- 住宅ローン一括返済に関する費用
- 引っ越し費用
- 場合によっては税金
7000万円規模の物件では、仲介手数料だけでも大きな金額になります。 売却価格だけでなく、売却後にいくら残るのかを確認する必要があります。
購入前に「売却後の手残り」を考える
「最悪売ればいい」と考えるなら、購入前に売却後の手残りも想定しておくべきです。
例えば、将来売却価格が購入価格より500万円下がった場合、ローン残債と売却費用を差し引いても問題ないか。 もし残債割れになった場合、自己資金で不足分を補えるか。
ここまで確認して初めて、「売ればいい」という考えが現実的かどうか見えてきます。
住宅ローン7000万円を組んでもよいケース
すべての家庭にとって7000万円ローンが危険というわけではありません。 次のような条件が整っていれば、検討できる余地はあります。
- 頭金を十分に用意できる
- 生活防衛資金がある
- 収入が下がっても返済できる
- 教育費の見通しが立っている
- 管理費・修繕積立金を含めても余裕がある
- 将来売却しやすい物件である
- 残債割れリスクを理解している
重要なのは、売却を逃げ道として考えるのではなく、購入前から出口戦略を確認しておくことです。
無料診断で確認できること
SOPNAVIの無料診断では、マンション購入前に確認したいポイントを整理できます。
- 住宅ローンの返済負担
- 管理費・修繕積立金の負担感
- 築年数と将来修繕リスク
- 将来売却リスク
- 購入前に確認したい資料
- 営業担当に聞くべき質問
住宅ローン7000万円を検討している方は、 「返せるか」だけでなく、「売れるか」「残債が残らないか」まで含めて整理しておくことをおすすめします。
7000万円ローンを検討中の方へ
住宅ローンだけでなく、管理費・修繕積立金・将来売却リスクまで含めて、 購入前に確認すべきポイントを整理できます。
よくある質問
住宅ローン7000万円は危険ですか?
年収や貯蓄、家族構成によって異なりますが、決して軽い借入額ではありません。 管理費・修繕積立金・教育費・金利上昇まで含めて判断する必要があります。
返済が苦しくなったらマンションを売れば大丈夫ですか?
必ずしも大丈夫とは言えません。 希望価格で売れない場合や、売却価格がローン残債を下回る場合があります。
残債割れになるとどうなりますか?
売却価格でローンを完済できない場合、不足分を自己資金で補う必要があります。 資金が用意できなければ、売却が難しくなることもあります。
駅近マンションなら売却リスクは低いですか?
駅近は有利な要素ですが、必ず高く売れるとは限りません。 築年数、管理状態、修繕積立金、周辺相場、競合物件によって売却価格は変わります。
まとめ
住宅ローン7000万円を組むとき、 「最悪売ればいい」と考えるのは一見合理的に見えます。
しかし実際には、売却価格がローン残債を下回る可能性があり、 売却費用や引っ越し費用も必要になります。 売りたいときにすぐ売れるとも限りません。
特に、共働き収入を前提にした7000万円ローンでは、 育休、時短勤務、転職、教育費増加などによって返済計画が崩れる可能性があります。
住宅ローンは「返せなくなったら売ればいい」ではなく、 返し続けられるか、売却しても問題ないかまで含めて判断することが大切です。
購入前には、ローン返済だけでなく、管理状態、修繕積立金、将来売却リスクも確認し、 後悔しない判断材料を整理しておきましょう。
この物件、本当に大丈夫ですか?
住宅ローン・修繕積立金・管理状態・将来の資産価値など、
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