修繕積立金が上がり続けるマンションの共通点|購入前に見落とされやすい“危険サイン”
※本記事は一般的な判断材料の整理を目的としたものであり、特定の物件の価値・安全性・将来性を断定するものではありません。最終的な判断は不動産会社・管理会社・各種資料の確認に基づいて行ってください。
修繕積立金が上がり続けるマンションの共通点|購入前に見落とされやすい“危険サイン”
「最初はそこまで高くなかったんです」
修繕積立金について、
そう話す人は少なくありません。
マンション購入時、
多くの人は、
- 物件価格
- 住宅ローン返済額
- 駅距離
- 築年数
などを中心に考えます。
しかし実際には、
修繕積立金が上がり続けるマンション
も存在します。
今回は、
維持費負担が重くなっていった夫婦のケースを通じて、
“修繕積立金が上がりやすいマンション”
の共通点を整理します。
この記事のポイント
- 修繕積立金は将来上がるケースがある
- 積立不足は大きなリスクになる
- 管理組合状態は非常に重要
- 築20年前後は注意が必要
- 売却にも影響することがある
ケース設定|築19年マンションを購入した夫婦
今回のケースは、
40代前半の共働き夫婦です。
- 夫:会社員 年収780万円
- 妻:会社員 年収360万円
- 子ども:2人
夫婦は、
都内近郊の中古マンションを購入しました。
- 物件価格:6280万円
- 住宅ローン:約5400万円
- 築19年
- 駅徒歩6分
駅近で広さもあり、
かなり魅力的に感じていました。
さらに、
修繕積立金も、
そこまで高く見えませんでした。
- 管理費:13,000円
- 修繕積立金:14,000円
夫婦は、
「このくらいなら安心」
と思っていました。
数年後から始まった“値上げ”
しかし、
数年後、
管理組合総会で状況が変わります。
議題になったのは、
- 積立不足
- 修繕費不足
- 将来赤字見込み
でした。
その後、
修繕積立金は段階的に上昇します。
- 購入時:14,000円
- 2年後:21,000円
- 5年後:33,000円
夫婦は、
「なぜここまで上がるのか」
と強い不安を感じ始めます。
共通点①|最初の修繕積立金が低すぎる
後から分かったのは、
このマンションでは、
長年、
修繕積立金を低めに抑えていたことでした。
実際、
新築や築浅では、
- 販売しやすさ
- 毎月負担を軽く見せる
ために、
修繕積立金を低めに設定するケースがあります。
しかし、
後から値上げが必要になることがあります。
共通点②|積立不足を先送りしている
総会資料を見ると、
過去の管理組合では、
- 値上げ反対
- 負担増回避
- 合意形成困難
などから、
積立不足を長年先送りしていました。
しかし、
築年数が進むと、
- 外壁
- 防水
- 配管
- 設備更新
など、
大規模修繕費用は増えていきます。
共通点③|築20年前後で修繕項目が増える
特に、
築20年前後は注意が必要です。
この時期から、
- 給排水設備
- エレベーター
- 共用設備
- 防水工事
など、
大きな修繕が増え始めます。
つまり、
維持費のフェーズが変わる時期でもあります。
共通点④|管理組合が機能していない
さらに、
管理組合状態も重要です。
例えば、
- 総会参加率が低い
- 理事不足
- 修繕議論先送り
- 長期修繕計画が古い
などがあるマンションでは、
問題が後回しになりやすい傾向があります。
共通点⑤|売却時に“維持費”を見られる
夫婦は途中で、
住み替えも考えました。
しかし、
中古市場では、
- 修繕積立金が高い
- 今後さらに上がる可能性
- 積立不足不安
などを気にされるケースが増えていました。
つまり、
“毎月いくらかかるか”
が、
資産価値に影響していたのです。
「今の修繕積立金」だけでは分からない
夫婦は後になって、
“今いくらか”
だけでは判断できない
ことを実感します。
実際、
重要なのは、
- 長期修繕計画
- 積立状況
- 将来値上げ予定
- 管理組合状態
です。
将来売却できるか不安な方へ
マンションは、
購入価格だけでなく、
修繕積立金や維持費によって、
売却しやすさが変わります。
現在の売却相場を整理しておくことで、
購入判断の参考になります。
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まとめ
修繕積立金が上がり続けるマンションでは、
- 積立不足
- 築20年前後
- 管理組合問題
- 長期修繕計画不足
などの共通点が見られることがあります。
マンション購入では、
“今の金額”
だけでなく、
将来どうなるかまで整理しておくことが重要です。
将来売却できるか不安な方へ
マンションは「購入時」だけでなく、 将来「売れるか」も重要です。
築年数・管理状態・戸数によっては、 売却時に苦戦するケースもあります。
現在の売却相場や、 売却しやすさを整理しておくことで、 購入判断の参考になります。
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