4500万ローンを組んだ夫婦が後悔した理由|「払えると思っていた」は本当だったのか
※本記事は一般的な判断材料の整理を目的としたものであり、特定の物件の価値・安全性・将来性を断定するものではありません。最終的な判断は不動産会社・管理会社・各種資料の確認に基づいて行ってください。
4500万ローンを組んだ夫婦が後悔した理由|「払えると思っていた」は本当だったのか
「住宅ローン4500万円くらいなら大丈夫だと思っていました。」
そう振り返るのは、都内近郊で中古マンションを購入した30代後半の夫婦です。
購入当時の世帯年収は約1000万円。 夫は会社員で年収650万円、妻は会社員で年収350万円。 子どもはまだ保育園に通う年齢でした。
不動産会社からも、
- 世帯年収なら問題ない
- 家賃と大きく変わらない
- 今は低金利だから有利
と言われていました。
実際、その説明は間違っていませんでした。 購入した直後は、本当に問題なく返済できていたからです。
賃貸の更新をきっかけに購入を決断した
当時住んでいた賃貸マンションは家賃14万円。 更新時期が近づいていました。
夫婦は、
「このまま家賃を払い続けるより買った方が良いのでは?」
と考え始めます。
ちょうど子どもも成長しており、
- もう少し広い家に住みたい
- 学区も考えたい
- 将来の資産にもしたい
という気持ちもありました。
そして見つけたのが、 築12年・駅徒歩8分のマンションでした。
- 価格4980万円
- 頭金500万円
- 借入4500万円
住宅ローン返済額は月12万円台。
夫婦は、
「家賃より少し安いくらいだ」
と考えました。
購入後3年間は本当に順調だった
実際、購入後しばらくは問題ありませんでした。
ボーナスも出る。 共働きも継続。 貯金も増えていました。
周囲からも、
「良い買い物をしたね」
と言われていました。
夫婦自身も、
「住宅ローンを心配していたけど、意外と余裕だった」
と感じていたのです。
最初の誤算は教育費だった
状況が変わり始めたのは子どもが小学校へ上がった頃でした。
塾。 習い事。 学用品。 イベント費用。
一つ一つは大きな金額ではありません。
しかし積み重なると違いました。
さらに上の子が中学受験を希望するようになります。
塾代だけで月数万円。 季節講習を含めると年間数十万円。
夫婦は、
「教育費ってこんなにかかるの?」
と初めて感じ始めました。
さらに修繕積立金が上がり始めた
もう一つの誤算が修繕積立金でした。
購入時は月12,000円。
ところが築年数が進むにつれ、 管理組合から値上げ案が出されます。
- 12,000円
- 18,000円
- 23,000円
と段階的に上昇。
管理費と合わせると毎月4万円近くになりました。
夫婦は、
「住宅ローンだけを見ていた」
ことに気付きます。
マンション購入後に発生する固定費は想像以上でした。
共働き前提の怖さ
さらに妻が時短勤務を選択します。
子どもの送迎。 学校行事。 体調不良対応。
現実的にフルタイム継続が難しくなったのです。
収入は減少。 一方で支出は増加。
ここで夫婦は初めて気付きます。
「このローンは2人の収入が前提だった」
という事実に。
ボーナス頼みの生活になっていった
毎月の返済は続けられました。
しかし余裕はありません。
- 旅行を減らす
- 外食を減らす
- 車を買い替えない
- 貯金を取り崩す
そんな生活が始まります。
住宅ローンが払えないわけではありません。
ただ、
「思い描いていた生活ではない」
状態になっていました。
「最悪売ればいい」は簡単ではなかった
夫婦は住み替えも検討しました。
しかし現実は甘くありません。
購入希望者は、
- 修繕積立金はいくら?
- 今後も上がる?
- 管理組合は大丈夫?
- 長期修繕計画は?
という部分まで見ています。
つまり、
「駅近だから売れる」
「マンションだから売れる」
という時代ではありません。
夫婦は初めて、
「最悪売ればいい」
という考えが簡単ではなかったことを知りました。
購入前に知りたかったこと
夫婦は今振り返ると、 購入前に知りたかったことがあると言います。
- 教育費ピーク時の家計
- 修繕積立金の将来計画
- 共働き終了リスク
- 売却しやすい物件か
- 老後資金との両立
住宅ローンで重要なのは、 借りられる金額ではありません。
維持できる金額です。
まとめ
4500万ローンで後悔した原因は、 住宅ローンそのものではありませんでした。
教育費。 修繕積立金。 共働き前提。 将来売却。
購入時には見えなかった問題が、 少しずつ重なった結果です。
マンション購入では、 「今払えるか」だけではなく、 「10年後も無理なく維持できるか」を考えることが重要です。
将来売却できるか不安な方へ
マンションは「購入時」だけでなく、 将来「売れるか」も重要です。
築年数・管理状態・戸数によっては、 売却時に苦戦するケースもあります。
現在の売却相場や、 売却しやすさを整理しておくことで、 購入判断の参考になります。
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