共働き終了で売却を考え始めた夫婦の話|“2人前提”だった住宅ローンの現実

この記事でわかること
  • この記事のポイント
  • ケース設定|世帯年収1250万円の夫婦
  • 購入当初は余裕があった
公開日 更新日 著者 ソプナビ編集部

※本記事は一般的な判断材料の整理を目的としたものであり、特定の物件の価値・安全性・将来性を断定するものではありません。最終的な判断は不動産会社・管理会社・各種資料の確認に基づいて行ってください。

共働き終了で売却を考え始めた夫婦の話|“2人前提”だった住宅ローンの現実

「共働きが続く前提で考えていました」

最近は、 共働き前提で住宅ローンを組む家庭も増えています。

実際、 世帯年収で考えることで、

  • 借入額を増やせる
  • 希望エリアを選びやすい
  • 広い部屋を選びやすい

などのメリットがあります。

しかしその一方で、

“共働き継続”

が前提になっているケースも少なくありません。

今回は、 共働き終了をきっかけに、 住宅ローンと売却問題へ直面した夫婦のケースを、 物語形式で整理します。

この記事のポイント

  • 共働きローンは働き方変化に弱い場合がある
  • 退職・時短勤務で収支が急変するケースがある
  • 教育費と維持費が重なる場合がある
  • 売却したくても簡単ではないケースがある
  • “2人前提”ローンには注意が必要

ケース設定|世帯年収1250万円の夫婦

今回のケースは、 30代後半の共働き夫婦です。

  • 夫:会社員 年収820万円
  • 妻:会社員 年収430万円
  • 子ども:2人

夫婦は、 第二子誕生前にマンションを購入しました。

  • 物件価格:7680万円
  • 住宅ローン:約6900万円
  • ペアローン利用
  • 築13年マンション

当時は、

「世帯年収1200万円以上あるなら問題ない」

と思っていました。

不動産会社からも、

「今は共働き前提の購入が普通」

と言われていました。

購入当初は余裕があった

最初の数年間は、 特に問題ありませんでした。

  • 住宅ローン返済
  • 旅行
  • 外食
  • 毎月の貯金

もできていました。

夫婦は、

「やっぱり2人なら余裕だった」

と感じていました。

少しずつ“共働き継続”が難しくなる

しかし、 子どもの成長とともに、 状況が変わり始めます。

  • 保育園問題
  • 送迎負担
  • 病児対応
  • 残業制限

などが増えていきました。

さらに、 妻の仕事負担も重なり、 最終的に退職を選択。

つまり、

“共働き終了”

が現実になったのです。

一気に家計が苦しくなった

妻の収入がなくなると、 家計は急激に変わります。

  • 教育費
  • 食費
  • 保険
  • 物価上昇

などは減りません。

さらに、 築年数経過によって、 修繕積立金も上昇。

  • 購入時:14,000円
  • 5年後:26,000円

まで増えていました。

夫婦は、

「住宅ローンだけを見ていた」

ことに気づき始めます。

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生活が“ボーナス頼み”になっていく

その後、 家計は徐々に、

“ボーナス頼み”

になっていきます。

  • 毎月ギリギリ
  • 貯金減少
  • 旅行減少
  • 教育費不安

などが増えていきました。

特に、 共働きローンでは、

  • 育休
  • 退職
  • 時短勤務
  • 転職

などで、 状況が大きく変わるケースがあります。

“最悪売ればいい”も簡単ではなかった

夫婦は、 途中で売却も検討し始めます。

しかし、

  • 住宅ローン残債
  • 仲介手数料
  • 売却相場
  • 金利環境

などを考えると、 簡単には動けません。

さらに、 同じような条件のマンションも増えており、

  • 売却競争
  • 価格調整
  • 維持費増加

なども不安材料になっていました。

夫婦は、

「最悪売ればいい」

が、 必ず成立するとは限らないと感じ始めます。

「最悪売ればいい」と思っていた夫婦はこちら

“2人前提”ローンのリスク

夫婦は後になって、

「2人なら払える」

と、

「1人でも維持できる」

は違うと実感します。

実際、 共働きローンでは、

  • 働き方変化
  • 退職
  • 育児負担
  • 教育費増加

などによって、 余裕が急激に減るケースがあります。

「2人なら払える」は本当に安全だったのかはこちら

共働きローンで確認したいこと

夫婦は後になって、 購入前に、

  • 1人収入でも維持できるか
  • 教育費を考慮しているか
  • 修繕積立金上昇を想定しているか
  • 売却しやすい物件か

まで考えるべきだったと感じます。

実際、 共働きローンでは、

“現在の世帯年収”

だけでなく、

“将来の変化”

まで含めて考えることが重要です。

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まとめ

共働きローンでは、 現在の世帯年収だけでなく、

  • 退職
  • 育児負担
  • 教育費
  • 修繕積立金
  • 将来売却

まで含めて考えることが重要です。

特に、 “2人とも働き続ける前提” で組まれたローンでは、 将来の変化で余裕が急激に減るケースがあります。

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